兵庫県内で「清掃施設工事」の建設業許可取得マニュアル

兵庫県で清掃施設工事を手掛ける皆様、「今のままでも仕事はあるけれど、そろそろ建設業許可を取っておかないと……」そんな風に感じたことはありませんか? 清掃施設工事業の一般建設業許可を取得することは、単に「500万円以上の大きな工事が請け負える」というだけでなく、発注者や元請業者からの「確かな信頼の証」を手に入れることを意味します。

そこで今回は、兵庫県でスムーズに許可を取得するために、建設業者の皆様が押さえておくべきポイントを整理してお伝えします。

目次

なぜ許可が必要なのか?

建設業を営もうとする者は、軽微な建設工事のみを請け負うことを営業とする場合を除き、建設業法に基づき許可を受ける必要があります。この許可は建設工事の種類ごとに与えられ、清掃施設工事もその一つです。一般建設業許可を取得することで、工事一件の請負金額に制限なく清掃施設工事を請け負うことが可能になります。

清掃施設工事とは?その具体的な工事範囲

「清掃施設工事」とは、し尿処理施設またはごみ処理施設を設置する工事を指します。具体的な工事としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ごみ処理施設工事
  • し尿処理施設工事

ただし、清掃施設工事には、その名称から連想される全ての清掃関連施設工事が含まれるわけではありません。特に、他の専門工事と区別される重要なポイントがあります。

単体で設置される公害防止施設については、原則として清掃施設工事には該当しません。例えば、

  • 排水処理設備は「管工事」に分類されます。
  • 集塵設備は「機械器具設置工事」に分類されます。

し尿処理に関する施設の建設工事の区分は、特に注意が必要です。

  • 浄化槽によるし尿を処理する施設の建設工事は、規模の大小を問わず「管工事」に該当します。
  • 公共団体が設置するもので、下水道により収集された汚水を処理する施設の建設工事は「水道施設工事」に該当します。
  • 公共団体が設置するもので、汲取方式により収集されたし尿を処理する施設の建設工事が「清掃施設工事」に該当します。

このように、一見すると清掃施設工事に該当しそうな工事でも、具体的な内容や設置主体、処理方式によって、別の専門工事に分類される場合があるため、個別のケースで正確な判断が必要です。

一般建設業許可(清掃施設工事業)取得のための主要な要件

建設業許可を取得するためには、建設業法で定められた複数の厳しい要件を満たす必要があります。

1. 経営業務の管理責任者等(常勤役員等)の要件

建設業の経営業務を適切に行うに足りる能力を持つ者が、営業所に常勤でいる必要があります。

  • 個人事業主の場合: 事業主自身または支配人が、建設業に関し適切な経営業務を総合的に管理した経験を有することが求められます。
  • 法人の場合: 業務を執行する社員、取締役、執行役、またはこれらに準ずる地位にある役員のうち1人以上が、建設業に関し適切な経営業務を総合的に管理した経験を有することが求められます。
  • 常勤性の確認: 常勤役員等の常勤性の確認には、健康保険被保険者証の写し、法人税確定申告書、厚生年金の被保険者記録照会回答票などが確認資料として例示されています。

2. 営業所ごとの専任技術者の要件

一般建設業許可を取得するためには、各営業所に「専任の営業所技術者」を配置することが建設業法で義務付けられています。この営業所技術者が、清掃施設工事業に関する以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

1.指定学科の卒業と実務経験による要件

清掃施設工事業の「指定学科」は、土木工学建築学機械工学都市工学、または衛生工学に関する学科とされています。 これらの学科を卒業している場合、必要な実務経験の年数が短縮されます。

  • 高等学校または中等教育学校の指定学科を卒業している場合:卒業後、5年以上の清掃施設工事に関する実務経験が必要です。
  • 大学または高等専門学校の指定学科を卒業している場合:卒業後、3年以上の清掃施設工事に関する実務経験が必要です。

2.長期の実務経験による要件

特定の学歴がない場合でも、清掃施設工事に関して10年以上の実務経験があれば、営業所技術者の要件を満たすことができます。この場合も、上記と同様に、実務経験の内容が技術的な職務であることが重要です。

3.特定の国家資格等による要件

国土交通大臣が指定学科の卒業または実務経験のみの要件と同等以上の知識及び技術または技能を有すると認定した者も、営業所技術者となることができます。清掃施設工事業で認められる主な資格は以下の通りです。

技術検定合格者

  • 1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士、1級管工事施工管理技士、または1級造園施工管理技士の第一次検定または第二次検定に合格した後、清掃施設工事に関し3年以上の実務経験を有する者。
  • 2級土木施工管理技士、2級建築施工管理技士、2級管工事施工管理技士、または2級造園施工管理技士の第一次検定または第二次検定に合格した後、清掃施設工事に関し5年以上の実務経験を有する者。

技術士

  • 技術部門を衛生工学部門(選択科目を「廃棄物管理」とするものに限る)または総合技術監理部門(選択科目を「衛生工学ー廃棄物管理」とするものに限る)とする第二次試験に合格した者。

これらの資格は、清掃施設工事における専門的な知識と技術を証明するものであり、許可取得において非常に有利になります。

3. 誠実性の要件

許可を受けようとする者が、請負契約に関して不正または不誠実な行為をするおそれが明らかでないことが必要です。

  • 「不正な行為」とは、請負契約の締結または履行の際における詐欺、脅迫、横領など、法律に違反する行為を指します。
  • 「不誠実な行為」とは、工事内容、工期、天災等不可抗力による損害の負担などについて、請負契約に違反する行為を指します。

4. 財産的基礎または金銭的信用の要件

請負契約を履行するに足りる財産的基礎または金銭的信用を有していることが求められます。 一般建設業許可では自己資本の額が500万円以上であること、または500万円以上の資金調達能力があることが求められます。

5.社会保険の加入

  • 社会保険の加入状況: 建設業許可の要件として、健康保険、厚生年金保険、雇用保険といった社会保険への加入状況が確認されます。
    • 法人や、従業員が常時5人以上の個人事業主は、原則としてこれらの保険に加入していることが義務付けられています。
    • 全国土木建築国民健康保険組合や兵庫県建設国民健康保険など、特定の国民健康保険組合に加入している場合は、年金事務所で健康保険の適用除外承認を受けることで、健康保険の加入要件を満たすことができます。
    • 雇用保険については、「労働保険概算・確定保険料申告書」や「雇用保険被保険者資格取得届」の写しなどで加入状況を証明します。

6. 欠格要件に該当しないこと

以下のいずれかに該当する者は、建設業許可を受けることができません。

  • 破産手続開始の決定を受けて復権を得ていない者。
  • 過去に建設業許可を取り消され、その取消しの日から5年を経過していない者。
  • 営業停止処分を受け、その停止期間が経過していない者。
  • 拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終えてから、または執行を受けることがなくなってから5年を経過していない者。
  • 暴力団員または暴力団員でなくなってから5年を経過していない者。
  • 心身の故障により建設業を適正に営むことができない者。ただし、医師の診断書により、「契約の締結及びその履行にあたり必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができる能力を有すると診断する」と認められる場合は、この欠格事由に該当しないとされています。

兵庫県で清掃施設工事の建設業許可申請手続きポイント

兵庫県内に主たる営業所を置く場合、兵庫県知事許可の申請を行います。

  • 申請窓口: 各市で定められた土木事務所 建設業課(神戸市の場合は神戸県民センター 神戸土木事務所 建設業課)
  • 申請手数料: 申請手数料は、兵庫県収入証紙で納付します。新たに許可を受ける場合の手数料は9万円です。
  • 必要書類の入手: 申請書や添付書類の様式は、兵庫県のホームページ「建設業許可申請書等のダウンロード」から入手できます。

行政書士に依頼するメリット

建設業許可の取得は、多岐にわたる複雑な要件を満たし、膨大な量の書類を正確に作成・提出する必要があるため、専門知識と時間が必要となります。

行政書士事務所は、建設業許可申請の専門家として、お客様の状況をヒアリングし、どの要件を満たしているか、不足している場合はどうすれば良いかなど、具体的なアドバイスを提供します。また、必要書類の収集から作成、行政庁への申請手続きまでを代行することで、お客様の貴重な時間と労力を大幅に節約し、スムーズな許可取得を支援いたします。

まとめ

建設業許可を取得することは、貴社の事業成長にとって大きな一歩となります。経営業務の管理責任者等、専任技術者、誠実性、財産的基礎といった各要件をクリアし、適切な手続きを行うことが重要です。

当事務所は、兵庫県の建設業者様が抱える「許可取得への不安」に寄り添い、親身になって伴走いたします。 「実務経験の証明で困っている」「社会保険の加入状況が不安」など、どんな小さなことでも構いません。兵庫県内での清掃施設工事許可申請に関するご相談は、ぜひ当事務所へお任せください。

皆様の新しい挑戦を、全力でバックアップいたします。まずはお気軽に、無料相談から始めてみませんか?

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許可、お手続き完了

新規許可の場合、申請後30日から45日程度で許可がおります。(※知事許可の場合)

事務所概要

事務所名行政書士濱田大雅事務所
代表濱田 大雅
営業時間8:30〜17:30 *事前予約があれば土日祝、営業時間外も対応可
TEL06−7777−6901
メールinfo@gyo-hamada.com
所在地兵庫県尼崎市水堂町3丁目1−17 フリーデ立花202号室
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